夢は、自動運航船の実現。
そのために、一歩一歩前進。

商品開発

鹿志村 亮介

Ryosuke Kashimura

情報ビジネス技術部
Smart Shipグループ

2019年入社 
生産工学研究科 電気電子工学専攻 卒

発展途上だからこそ惹かれた、
自動運航船の開発。

大学院では無線電力伝送という技術の研究をしていました。この技術は、主に電気自動車で実用が期待されている分野ですが、私が就活をするなかで興味を持ったのは、これまで研究してきた領域とは異なる「自動運航船」に関わる事業。船舶は私にとって未知の分野でしたが、既に開発が進み、今後の見通しが立っている電気自動車の開発と比べて、まだまだ研究が発展途上なので面白そうだと思いました。いろいろと調べていくうちに、日本無線は自動運航船に携わる数少ない会社のひとつということを知り、志望するようになりました。

現在の担当業務は、入社理由にもなった自動運航船の開発です。自動運航船とは、遠隔から送信される指令を元に、自動的に航行をすることができる船舶のこと。過去から現在に至るまでの情報を分析して、船や陸上のオペレータを支援するシステムの開発を行うのが私の業務です。

将来性はあるが、前途多難。
失敗を積み重ねて、成功へ。

自動運航船は非常に将来性のある事業です。もし実現できたら、あらゆる分野の未来を変えると言われています。例えば、運送業界では、より少人数で安全かつ大規模な輸送が可能になりますし、観光分野でも、これまでにない形式の海上ホテルが実現して新たな観光ビジネスが生まれるかもしれません。

ただ、将来性も大きいぶん、開発も一筋縄にはいかない。例えば、今行っている実証実験では、通信帯域の問題に直面しています。洋上での通信は、衛星通信が中心となるため、見通し距離が狭くなる性質を持っています。それを解決するために通信容量を増やすと、環境の干渉を受けやすくなり、通信がダウンしてしまうのです。そのほかにも、法律的な課題など、解決しなくてはならないことは山積み。実験では、成功する数より、失敗する数の方が断然多いです。実用されるようになるには、まだまだ時間がかかるでしょう。でも、これまでにない画期的な技術に携われているやりがいは大きいです。失敗してもデータとして蓄積していき、一歩一歩成功に近づくための方法を日々模索中です。

白紙の議事録が、
学びのバネになった。

入社して間もない頃、大きな失敗をしました。社内の打ち合わせで議事録の作成を担当したのですが、飛び交う専門用語が全く分からず、白紙で議事録を提出してしまったのです。当時、自分の知識のなさにショックを受けたことを覚えています。それから、参考書を片手にとにかく猛勉強。私の様子を見て、上司の方が業務時間中に勉強する時間を用意してくださったことや、先輩が積極的にフォローしてくれたこともあり、今となっては議論をうまくまとめられるようになりました。学ぶ意欲があれば、時間も与えてくれる。人材育成に手厚い会社だと思います。

今後の目標は、自動運航船を実現させていくためにも、まずは目に見える成果をしっかりと出していくことです。そして、専門性を磨くだけでなく、ビジネスとして発展させていくことも見据え、ビジネス知識や特許に関する知識も学んでいきたいです。

日本無線を選んだ理由

一人ひとりの配属希望を尊重してくれるという点に惹かれました。もちろん、適性や部署のバランスを見て配属が決まるため、必ずしも自分の希望の部署に働けるというわけではありませんが、個人の意思をかなり考慮してくれるため、ここなら入社後もギャップが少ないと感じました。

1日のスケジュール

  • 8:30

    出社、まずはお茶を淹れてメールチェック

  • 10:00

    その日のタスク管理

  • 10:30

    ソフトウェアの評価業務

  • 12:00

    お昼ご飯

  • 13:00

    海運会社や造船所の方々と打ち合わせ

  • 15:00

    設計書の制作

  • 16:00

    ソフトウェア機能の検討

  • 17:15

    退社

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