クロストーク

ものづくり現場のリアル

自動車会社向けの
ドライビングシミュレータの設計開発

小川 慶太朗

Keitaro Ogawa

機構設計部 第四設計グループ
理工学研究科
機械科学系専攻メカノロボット工学コース

東京出身。機械技術職として入社。機構設計部に所属し、洋上風力発電向けのアクセス装置の設計開発や、山下とともに自動車会社向けのドライビングシミュレータの設計開発などに携わる。趣味はDIYとキャンプ。

山下 明矩

Akinori Yamashita

交通インフラ技術部 道路情報システムグループ
理工学研究科 電子物理工学専攻
 

鹿児島出身。電気技術職として入社。交通インフラ技術部員として、ステアリング反力装置の設計開発や、小川とともに自動車会社向けのドライビングシミュレータの設計開発などに携わる。将来の夢は5大陸制覇。

電気技術職と機械技術職。
日本無線のものづくりに欠かせない
2つの職種。

山下

電気設計もやる。案件を推進するためのプロジェクトマネジメントもやる。お客様との折衝担当も担う。そういった幅広い業務に携わることが、僕たち電気技術職の特徴です。もちろん部署やプロジェクトによっても異なる部分はありますが、電気技術職はフロントに立ってプロジェクト全体を取りまとめるような業務がメインとなることが多いですね。

小川

それに対して機械技術職は、製品のハード部分の機械設計を行う技術的な業務がメインかな。そのほかにも、製品を製造する際のフォロー業務や、設計時の検証や試験、お客様先での設置工事時の指導などもやる。電気技術職がコミュニケーション面全般を担うことが多いのに対し、機械技術職はものづくり面のプロデュースをするのが特徴だと思うよ。

山下

なるほど!それぞれメインとなる領域が異なるので、同じ技術職でもメインで求められる能力も変わってきますよね。電気技術職は、お客様のやりたいことや要望を会話する中で引き出していく仕事が多いので、コミュニケーション力や幅広い分野の知識を求められると思います。

小川

もちろん機械技術職もコミュニケーション力は大事だけど、実際に機械を設計したり部品を加工する仕事がメインにはなるから、ものづくりそのものへの興味やこだわりが欠かせないかな。自分の手でものづくりをしてみたい。見たことないものをつくってみたい。そんな考えのある人には向いているんじゃないかな。

お客様から感謝される。
設計した製品が形になる。

山下

働くやりがいはどんな時に感じていますか?僕は、開発や設計が難しい製品を何度もお客様とやりとりを重ね、最終的に無事出荷できた時は達成感を感じます。いろんなお客様やパートナーの方達と関わる機会が多いからこそ、「山下さんのおかげです」と感謝の言葉をお客様からもらえる時もやりがいを感じますね。

小川

お客様からそう言ってもらえるのは嬉しいね。僕は、設計開発に携わっていた製品が実物として完成した時はすごく嬉しい。3Dモデリングソフトを使って毎日画面の中で設計するから、何もないところから形として具現化していって、実物を目にすると「画面の中から出てきた!」と感動するな(笑)。

山下

そうなんですね(笑)。あと、機械技術職は全体の人数が他より少ないから、少人数でチームを組んだり、製品によっては一人で担当して幅広い分野の製品を担当することも多いですよね。

小川

確かにそうかもしれない。僕も陸上で使われる製品の設計を担当した後に、海で使われる製品の設計を担当したりと、かなり幅広い分野で設計に携われているという実感はある。それと、以前担当していた海関連の製品では、営業担当の社員と2人でお客さま先に足を運ぶことも多かった。ものづくりが基本的な業務になるとはいえ、機械技術職でもプロジェクトマネジメントをする機会もあるし、裁量広く働けているというやりがいも大きいかな。

山下

電気技術職は、お客さまに何度もヒアリングをして仕様を調整する仕事が非常に大変ではありますが、そのぶん上手く仕様書ができた時は「やった!」と達成感を感じますね。

小川

プロジェクト全体の統括を担うことが多いからこそ、責任感ある仕事をすることができるのは電気技術職の魅力だよね。僕もプロジェクトマネジメントをする機会はあるから、その達成感はすごくわかる!

山下

あと、働く人の雰囲気やカラーも、職種によって異なる部分はありますよね。電気技術職はやっぱり話すのが好きで、活発にコミュニケーションをとる人が多いと思います。機械技術職の皆さんはどうですか?

小川

僕たち機械技術職は、仕様が決まっている製品を実際に設計する上で、自分でどんどん工夫しなくちゃいけないことも多いから、ものづくりを突き詰めていくような職人肌の人が多い気がする。機械技術職が率先して、お客様と直接話して仕様について詰めていくこともあるしね。職人と言ってもコミュニケーションを取らずに、黙々と設計をするのではなく、ものづくりにこだわってたくさんアイデアを出して、主体的に行動できる人が多く活躍しているね。

仕事を成功に導くため、
職種間のチームワークは欠かせない。

山下

機械技術職と電気技術職、それぞれで仕事の棲み分けはあるにせよ、一緒になってチームで仕事を進めていく場は非常に多いですよね。小川さんと出張に行くこともかなりありますし。

小川

出張は結構一緒に行くよね!国内はもちろんドイツとか、フランスの海外での展示会に一緒に行った時は、展示方法や技術者同士のコミュニケーションがパーティーのような雰囲気で楽しかったな。出張以外にも製品を開発する最初のフェーズは、2つの職種が密接に連携して仕事を進めていくことが大事だね。新しい技術について一緒に調べたり、打ち合わせをしたり。設計のフェーズに入ってしまうと後から修正できないこともたくさんあるから、最初に仕様書を練り上げる場面は、特に2職種間のチームワークが欠かせないと思う。

山下

2職種間でのチームワーク、本当に大事ですよね。一つのプロジェクトを成功させるには、電気技術職・機械技術職、両方の職種が欠かせませんし。僕が展示会に行った時などは、新しい技術や気になった展示があると「こんなのあったよ!」と小川さんに話すことも多いです。

小川

そうやって最新の情報とかを共有してくれるのは本当に嬉しい!僕と山下くんは8年間近くずっと一緒に仕事をしているので、かなり仲良くというか、雰囲気が良い中で仕事ができているのも嬉しいです。周りにも職種を超えてプライベートでも仲のいい社員が多いから、働く環境はどの職種も関係なくいいなと感じるね。もちろん仲が良いだけじゃなくて、時にはお互い真剣に意見を出し合ってぶつかりあうこともあるし、それがいい製品を生み出すことに繋がるんだと思う。

山下

チームで一丸となってプロジェクトに臨むからこそ、色々な人が活躍できる環境があるのも日本無線の魅力だと思います。入社して最初の1年間は、職種ごとに全ての部署を経験して配属の希望を出すことができますし、ものづくりに興味がある人も、コミュニケーションが好きな人も輝ける。自分の強みや、得意なことを活かしてものづくりに取り組んでみたいという人と、ぜひ一緒に働いてみたいですね。

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