船の安全を支える。
船に関わるすべての人と、
手と手をとりあって。
営業
H.W
マリンシステム事業部
国内営業部 国内営業グループ
2021年入社
経済学部専攻 卒
船の安全のための国際条約。
あのタイタニック号の沈没が
きっかけです。
船主さんや造船所への製品営業。一般の方にはなかなか知ることのない世界かもしれません。船には船の持ち主である船主さんがいらっしゃって、僕たちは船主さんや造船所に営業することが多く、本当に知らないことだらけで、ゼロからの勉強でした。船には特定の機械を搭載していないと出航してはいけないなどといった法律があるんですね。たとえば、衝突防止用のレーダー、周波数が異なる複数の無線機、沈没した時に電波を発射するための機械。これらはすべて搭載が義務付けられています。ちなみに船舶の安全性確保について、国際条約として定められるきっかけとなったのは、あのタイタニック号の沈没事故なんです。自分の仕事は、船の安全を守る仕事なんだと気が引き締まる思いがしました。
出航まであと1日半。修理部品を抱え、
広島の港まで走る!
お客様から緊急電話がかかってきたことがありました。船の点検をしたところ無線機の電源部の基盤に問題があることが判明したんです。替えの部品がないと修理ができないという状況。無線機はVHF帯域の超短波周波数を使用し、近隣の船に助けを求める際などに使用される重要な機器でした。修理対象の船は広島の造船所にありましたが、必要な部品は東京にしかありませんでした。
「出航はあさっての朝。明日のお昼までに持ってきてもらえれば、午後修理できるのですが、間に合いますか?」と聞かれて、僕は「わかりました、行きます!」と即答。急いで部品を手配し、翌日の早朝の新幹線に飛び乗り広島を目指しました。ちょうどお昼くらいに現地着して、直接手渡しで届けることができました。届けた船はLNG船というガスを輸送するタンカーでした。もし修理が間に合わないと、船主さんだけでなく、荷主さんにも大きな迷惑がかかる。なんとしても修理しなきゃいけない状況だったので、無事に間に合ってホッとしました。
船の安全は、人と人でできている。
人と人がふれあって、
信頼関係ができていく。
実際に現場に行った際に、嬉しかったのは「わざわざ東京からきてくださったから、ぜひ船を見ていってください」と特別に船の中を案内していただいたこと。自分が営業した機械は実際に船に載せられてしまうと、その後自分の目で見る機会はなかなかないんですね。自分が営業した機械が役に立っている様子を見れたり、「これは画面が大きくて見やすいんですよ」などと現場の声を聞けたりして、とても有意義な時間になりました。
新人の頃、営業らしい仕事ができず、お客様に教えてもらってばかりでした。名刺を渡すと「日本無線さんって歴史ある会社だよね」などと声をかけていただき、社名に恥じない仕事をしなければと焦ったこともありますが、いまは自分で提案書を作って、自分なりのスタイルで営業ができるようになりました。地方出張ではお客様と食事に行くことがあり、美味しいものを食べながらいろんなことを教えてもらえます。信頼関係ってこうしてできていくんだと実感します。余談ですが、日本無線には仕事以外の人のつながりもたくさんあります。僕は会社のバレーボール部に所属しているんです。なので、営業もバレーボールも、人と協力しながら頑張っていきたいです。
日本無線を選んだ理由
人の安全安心に関わる仕事に興味がありました。日本無線は、陸上・海上どちらの分野においても広い需要をもつ製品を扱っており、海外にもお客様がたくさんいらっしゃるところに魅力を感じました。海は地球でいちばん面積が広い。マリンシステム事業部、やりがいの大きな仕事だと思いました。
1日のスケジュール
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8:30
出社して、メールチェック
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9:00
見積もり作成・提案資料作成
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10:00
打ち合わせ
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12:00
ランチ
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13:00
お客様先に訪問する
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16:00
2社目のお客様先に訪問する
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17:15
アポイント終了後、そのまま直帰する
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18:00
会社のバレーボール部の練習